“メール魔”橋下知事、なぜかツイッターではおとなしい(産経新聞)

【橋下府政ウオッチ】

 世間の流行に遅れまいということなのだろう。大阪府内の首長や議員らの間でも、ミニブログ「ツイッター」を始めるのがはやっている。新たな支持者の拡大を狙っているのか。新しいことに挑戦したいのか。動機はそれぞれだろうが、府政の担当記者としては、彼らの発言をチェックするのも仕事のひとつだと思って、時折、彼らのつぶやきを観察している。

 大阪府の橋下徹知事は「大阪維新の会」が開設するツイッターのなかでまれにつぶやくものの、記者会見の過激発言に比べると、内容はおとなしめだ。メール魔として知られる知事は府庁幹部らにはものすごい勢いで大量のメール発信をしているにもかかわらず、ツイッターではその本領は発揮されていない。

 記者会見などでの発言同様に、幹部に対するメールでも過激な内容が多いのに、ツイッターでは文面だけ見ると別人のように静かだ。知事に対して「つぶやいてほしい」という要望もあるらしいが、反応は鈍い。知事はツイッターが、好きではないのだろうか。

 いつもは冗舌な橋下知事に対して、大阪市の平松邦夫市長の方がおとなしめだといわれているが、ツイッターでは両者の立場は逆で、平松市長の方が「おしゃべり」だ。

 平松市長のツイッターは開設されたばかりにしては、書き込みの数は多い。身辺雑記のような内容だけでなく、橋下知事が提唱する大阪都構想への批判など政策面の主張がみられることもある。また、市長あてに寄せられた質問に答える場面もあって、ツイッターを意欲的に利用したいと考えている様子が見える。

 このように、ツイッターを利用する首長や議員らの使い方はさまざまだ。政治の話だけでなく、昨今のIT事情や見ているテレビの感想なども交えながら積極的につぶやき、フォローしている「読者」を着実に増やす議員がいる半面、せっかく開設したのに1回きりしかつぶやかない議員も。

 多少のミスはご愛嬌(あいきょう)でもあるのだけれど、やたらと誤字脱字が目立つ人もいる。

 さらには、議員同士が政策議論を始める興味深い場面に出くわすこともある。今後は、地方議会のなかでもツイッター発で新たな議案が登場するといったことが起きるかもしれない。一方で、実名でつぶやいているのを忘れたのか、たいして根拠も書かず、対立勢力を悪意だけで非難する見苦しいつぶやきを目にすることもある。

 「政治家の顔が見えない」とお嘆きの方は、こういった地元の政治家のつぶやきを見るのもひとつだろう。もちろん、ツイッターだけで判断するのは早計だろうし、なりすましがあったり、秘書が代行してつぶやくケースもあるのかもしれない。

 だが、新しいメディアの登場に、試行錯誤している首長や議員たちの様子をみていると、彼らの新たな一面が見えるような気もして興味深い。もしかしたら、ツイッターの広がりが地方政治のあり方も変えていく、ということになるのかもしれないと思っている。(河居貴司)

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樽床氏、岡部まり事務所開きを応援(スポーツ報知)

 民主党から参院選大阪選挙区に立候補するタレント・岡部まり(50)の事務所開きが6日、大阪市内で行われ、4日の同党代表選で菅直人氏(63)に敗れた樽床伸二・衆院環境委員長(50)が選対本部長としてあいさつした。

 同党関係者から「大阪で一番、総理に近い男」と紹介され登場した“時の人”樽床氏。まずは「代表になり損ねましたが…」と笑いを誘ったが、すぐに表情を引き締め「気分一新、岡部さんを大阪の立役者にしたい。ピンチをチャンスに変え、新しい流れをつくり出していきたい」と声を大にした。

 援軍を得た岡部は「激流の中、大阪が元気になって、難破しそうな日本を救っていきたい。この日が船出です」と決意表明。「政局の変化には、まったく揺れておりません。私の覚悟、決意をお一人お一人に街の中で訴えていきたい」と誓った。

 また、岡部とABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」で共演していたタレント・立原啓裕(56)も応援に駆けつけた。

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